光のインスタレーション2018-2019
展示のお知らせです!
石川県加賀市にあるホテルアローレさんのロビーなどの館内に、光をテーマとした様々な作品が展示されています。
「光のインスタレーション2018-2019」
その中の1つとして、いす張り工房AMANOからも作品を展示中!
椅子の中にLEDを仕込み光らせ、模様が浮かび上がるように作りました。
光がついていないときは普通の椅子にしか見えないので、不思議な感覚を味わってもらえるかと思います。
今回こだわったのは、どうやって光らせるのかということと、椅子としてちゃんと座ることが出来るということ。
しっかり座れる構造にしながらクッション材も入っているので、椅子としてちゃんと機能します。
パネルには、作品には触らないでくださいと書いてありますが、座ってください!(笑)
美容院スタイリングチェア張替え
だんだん重ね着の枚数も増えてきて、動きづらくなる季節になってきました。
今回も張り替えのご紹介。
美容院のスタイリングチェアの張替えです。
以前ソファクッションの張り替えとダイングチェアの張り替えをさせていただいたM様からお話を聞いたとのことで今回お問い合わせいただきました。
こういう形でお仕事をいただけるのは嬉しい限りです。
張り替え前のスタイリングチェアは、
座面中央の縫い目が裂けてきたことで張り替えを検討されたとのことでした。
張り方もゆったりめにシワを出して張っている印象もあり、クッションを補修したりしてしっかり目に張って欲しいというご依頼も受けました。
全体的にクッション材はまだしっかりしていたので、既存のクッション材の上に新しいクッション材を接着して張りを出しました。
張り方もなるべくシンプルにしてすっきり見えるように提案させていただき、
座面中央の縫い目もなくすことで、縫い目から裂けてしまうといったことも防げます。
張り替えたものがこちら、
全体的にスッキリシンプルになりました。
色味も黒から焦げ茶になったので雰囲気も少しカジュアルになったかなと。
肘掛けがカバーを被せてあるだけの作りで、手をかけると動いてしまう印象があったので、肘裏でタッカー留めして動かないようにしました。その分シャンとするので、見た目も使い勝手も良くなったと思います。
座り心地がしっかりしたし綺麗になって評判いいよと言ってもらえてホッとしました。
形が形なだけに型を出すのに苦労しましたが、満足していただけてよかったです。
N様ガーデンチェア張り替え
台風続きでなにかと落ち着かない日が続きますね。
去っていったかと思えばもう次号のお出まし。
雨風の被害もありますし、気圧の変化で体調崩したりするので気をつけていきましょう!
以前張り替えのお仕事をさせていただいたN様から再度ご依頼をいただきました。
今回は屋外で使っているガーデンチェアのシート部分の張り替えです。
座る部分の縫い目から裂けてしまっていました。
初見では張り替えが出来るタイプではないのかもと思い、裂け目を縫い合わせて補強する程度の処置しか出来ないかもとお伝えしたのですが、それでもいいのでということだったのでお預かりしました。
工房に持ち帰り、なんとかうまくやれる方法はないかと思考錯誤していたら、シート部分を固定しているパーツが外せることを発見しシート部分のみ取り外せることが分かりました。
これなら新しくシートを作れば張り替えが出来ると考え、今度は専用の生地と糸を探し仕入れました。
シート部分は、大一帆布さんが取り扱っている「Batyline」というシリーズの生地を使い、糸も紫外線などに強く撥水加工を施してある「REPUV」という糸を使いました。
仕上がりはこのように、
お納めするとこんな感じに。
元の仕上がりに近い生地が手に入ったので、一緒に置いてある同じガーデンチェアとも違和感なくお使いいただけるのでよかったです。
N様も、新品みたい!これなら他のが破れても安心やと言っていただけて安心しました。
新しいものにチャレンジするのは時間も頭も使いますが、仕上がった時の達成感は割増です!
自分の知らないモノややり方はまだまだあると思いますので、これからも柔軟に対応できるようにしていきたいと思います!
スナック客席ソファ張り替え
朝晩は少し肌寒く感じる季節になってきました。
作業するには丁度いい時期です!
先日納め終わった張り替えのご報告。
スナックの客席のボックスソファを張り替えさせていただきました。
ボックスソファが置いてあるスペースの壁紙や照明を新しくするので、それに合わせてソファも張り替えたいとのことでした。
20数年も使っていたので、張り地はもとより中身のクッションも風化してボロボロ。
木枠やバネも外れてしまっていたりと修繕箇所はたくさん。
元の生地とクッション材を全て取り除き、バネや木枠の修繕をしました。
実はここまでが一番大変なんです。
古い生地をめくる作業と、状態を見て修繕箇所と方法を考えて施工したりと。
逆に言えば、ここまできてしまえば先が見えてくるといった感じです。
新しくクッション材を接着すると、ソファとしての形が見えてきます。
ここから型を出して張り地を裁断、縫製し一台ずつ張り上げていきます。
仕上がったものを納めると、
布地から合皮へ張り替えたので、色味もあってか高級感が出た気がします。合皮なので手入れも楽になるかなと思います。
新品みたいになったわ〜と喜んでもらえて一安心。短い期間での作業だったので、いつも以上に時間を気にしながらの行程でしたが無事予定してた日に納品できてよかったです!
木枠などの骨組みがしっかりしていれば、ある程度手を加えることでまだまだ使えるものはありますね!
K様ソファ張り替え
2ヶ月ぶりの投稿となってしまいました。
暑さのせいでしょうか(笑)
今回はお仕事のご報告。
ソファセットの張り替えをさせていただきました。
小さいものが幅1800mm
大きいものが幅2200mm
というなかなかの大きさでした。
小さい方の座面が座ると落ちてしまっていたり、肘と座面の付け根が破れて木枠が出てきてしまっているなどの問題点がありました。
元の張り地を全て取り除き、座面のクッション材は今回そのまま利用するため破れないように慎重に外します。
座面の落ちる原因を見つけ、処置しクッション材を元どおりに接着しながら新しいものを補充していきました。
型を取り、お選びいただいた張り地を裁断縫製し張りあげたものがこちらになります。
色味も濃いめのブラウンになり、グッと重厚感と落ち着いた印象が増しました。
問題の箇所も改善したので、これからも変わらずお使いいただけると思います。
K様にも、シャンとしていい感じになったとお喜びいただけました。
とにかく大きくて重かったので、張る作業がなかなかハードで、体力と筋力が落ちつつあることを痛感しました。
やっぱりほどほどに運動しなきゃなぁ。
雑貨×作家マーケット
暑くなったと思ったらまた寒くなって。
もういいかげん体が追いつかなくなってきたいす張り工房AMANOです。
先週末、金沢駅のもてなしドームイベント広場にて行われた「雑貨×作家マーケット」というイベントに出店させていただきました。
全国各地から様々なジャンルの作り手の方達が集まって、いろいろな作品を見ることができます。
そんな中いす張り工房AMANOが出店したのは、椅子屋さんが作ったシリーズと題しまして、
椅子の張り地で作ったトートバッグ
ピアスとイヤリング
ヘアゴム
折りたたみキッズチェア
椅子生地で作られているものは珍しいのか、お話しさせていただくと、驚かれたり言われてみればうちのソファのやつに似てるなどの声をいただけました。
予想外だったのは、ディスプレイ用に用意した什器への関心が高かったこと。
特に出店者さんから、これどうやって固定されてるの?作ったの?など聞かれることが多々ありました。
毎回出店する場所やアイテムによっていろいろ考えて用意するので、そこへ注目してもらえるのはなかなか嬉しいですね。
たくさんの方に興味を持ってもらえ、張り替えにも関心を示してくれた方もいたのでよかったです。
またいろいろな出店者さんとも交流できていい刺激になりました。また機会があればやってみたいと思います。
もっと搬入搬出しやすい方法考えなきゃな〜。
T様ソファ張替え
つい先日、おたび祭りというこの地域の大きなお祭りがありました。
お囃子や太鼓の音がいろんなところから聴こえてきて、町中が賑やかになっていました。
もっぱら僕たち家族は出店で買い食いするのがお祭りの楽しみ方ですけど。
さて、今回はソファの張替えのご紹介です。
まいどお馴染み、家具工房LEONさんから紹介いただいたT様のソファを張替えさせていただきました。
20数年前に購入されたようで、破れや色褪せ、生地のたるみ、クッションのへたりなどかなり劣化していました。
張り地は元のイメージを大事にしたいとのことで、グリーンのモケットをお選びいただきました。
クッション材も交換、補修を行い形を整えて新しい生地で張り替えます。
そして仕上がったのがこちら、
肘の張り方やクッションの整形に苦労しましたが、とても雰囲気良く仕上がりました。
そしてT様のお宅にお納めすると、
お部屋の雰囲気にもバッチリでした。
こんなに変わるんだねと喜んでいただけてとても嬉しかったです。
このソファに合わせたクッションも作りたいとおっしゃっていただけたので、今後のアレンジも楽しみです。