LEON × AMANO
いつもお世話になっている、家具工房LEONからお祝いをいただきました。
いただいたのはこちら、
LEONオリジナルのスツールの本体です。
オークとウォルナットで1脚ずつ。
座面は自分で作ってねとのこと。
ところで何のお祝い?と思われますよね。
一つは開業祝い(約1年半前)
もう一つは1周年記念祝い(約半年前)
なぜこのタイミングでとも思いましたが、それも彼ららしいなと。
どんな座面が似合うか考えて仕上げたいと思います。
スツールの裏側にはこんなメッセージが、
LEON、ありがとう。
無垢の木を使った家具や雑貨に興味がある方は、是非一度家具工房LEONへ。
工房兼ショールームもありますよ。
詳しくはこちら、
一見強面な3人組の職人たちですが、とても気のいいお兄さん達です。
会って話せば、ものづくりに対するこだわりやその気の良さ、何より釣りバカだということがよくわかると思います。
釣り好きの方も是非一度家具工房LEONへ。
喫茶店椅子張り替え
こちらは朝晩は寒さを感じるくらいの季節になってきました。
おかげで工房での仕事もとてもスムーズないす張り工房AMANOです。
今回は喫茶店の客席に使われている椅子の張替えをご紹介。
張り地は破れたりしていないのですが、クッション性がなくなっていて座ったりもたれたりすると下地の木枠に当たってしまうような状態でした。
クッション材を新しいものに交換して、
張り地は元の生地に似た柄のものを選んでいただきました。
そうして張替え終えたものはこちら、
明るい色合いの張り地になったことと、クッション材を交換したことでボリューム感が増し、ふんわり柔らかい印象になりました。
背裏もしっかり仕上げます。
背もたれも座面も元の張り方に合わせて、
角をあえてシワを出して張り上げる手法をとりました。
角が丸くなることやシワを綺麗に出すことで、やはり丸く柔らかい印象になります。
営業しながらということでしたので、
数回に分けて張替えをし入れ替えての作業となりました。
今回張り替えた椅子は特注で作ってもらった椅子とのことでした。
そのほかにもテーブルや店内で使っている家具は、作家さんに作ってもらったものを置いているなど、家具にとてもこだわったお店造りをされていました。
張り替えた椅子も座り心地が良くなったと喜んでいただけました。
馴染みのお客さんがいつもの決まった席でコーヒーを飲んでいるようなとても落ち着く雰囲気の喫茶店です。
そんな喫茶店でこれからも活躍してくれればと思います。
M様ソファ用クッション製作
昨夜、サッカー日本代表がW杯出場を決めました!
後半、井手口選手のシュートが決まり、ベンチにいる選手たちが飛び出してきて抱き合うシーンを見てウルっときたいす張り工房AMANOです。
やっぱりスポーツっていいですね〜。
さて、今回はソファ用のクッションを製作したのでご紹介します。
もともと持っているソファは奥行きが深く、座った時にゆったりしすぎているからクッションで背もたれの厚みをカバーしたいとのことでした。
座った時にちょうどいい位置に来るようにクッションの高さを測り、ソファに合わせてクッションの数と幅を決めました。
厚みも実際に座ってみてどれぐらいの厚みが必要か実測し、クッションの中身もある程度の反発力も持たせたかったので、フェザーとウレタンの混合としました。
M様のご要望を踏まえて製作したクッションを置いてみると、
元々がとてもシンプルな白いソファだったので、グレーの色違いのクッションがより落ち着いた雰囲気を出している気がします。
向かい側にもソファがあり、同じようにクッションを配置しています。
背もたれのクッションは、実際の厚みより薄く見せたいとのことでしたので、マチを細くして薄く見えるように縫製しました。
設計事務所に併設したカフェギャラリーのソファということで、とても素敵な家具や照明が置いてありました。
M様のこだわりが随所に見えます。
これから季節やシーンに合わせてクッションカバーを変えて遊んでもらうのも楽しいかと思います。
ソファは気軽には変えれませんが、クッションカバーは比較的変えやすいですしね。
カバーを変えるだけでもガラッと印象が変わります。
みなさんも是非ソファとクッションで遊んでみてください。
N様アームチェア座面張り替え
お盆休みをいただいて実家へ帰省し、久しぶりに親や兄弟、祖母と顔を合わせて
色々と話すことができました。
娘もジジババとたくさん遊んでもらって帰るのを嫌がるほど。
楽しかったみたいで何よりでした。
ジジババは連れまわされてヘトヘトだったかもしれませんが(笑)
今回も張り替えのお仕事報告です。
アンティークのようにとても雰囲気のあるアームチェアです。
使われているネジもマイナスネジ。なんかかっこいいですね。
取りはずしたりするのは大変なんですが。
座面が劣化により硬化して割れてしまっていました。
張り地をめくっていても目を引くことがちらほら。
釘で張り地を留めていたり、
めくった張り地の下からすごい応急処置をしたであろう痕跡があったり、
クッション材も全て取り除き、新しいものと交換しました。
新しく選ばれた張り地はグリーンのモケット生地。
張り替えるとこうなりました。
こういうアンティークな椅子にはモケット生地はよく合います。
座り心地も以前よりは弾力も増して座りやすくなったかと。
フレームはまだまだしっかりしているので張り替えればまだまだ現役です。
もしかしたら僕よりも年上のアームチェア先輩かもしれませんね。
山登り
珍しく仕事以外のお話です。
白山登山をしてきました。
山登りしたいと前々から言っていたところ、友人が
「白山登ろう!」
と誘ってくれました。
行くことが決まったのは良かったんですが、道具の準備や日頃の運動不足など
不安材料がたくさん。
ギリギリまで心配だった天気にも恵まれ、朝4時に家を出発。
早朝にもかかわらず、登山口に着くと、こんなに登山者いるんだとびっくりしました。
途中までは蟻の行列みたいに登山者の渋滞でなかなか進めない状態。
こんなに人が多いのも珍しいとのことでした。
やはり白山開山1300年という節目で登山者も多いようです。
ゆっくりすぎて疲れましたが、そのおかげでゆっくり景色を見ながら進めました。
進めば進むほど見える景色も変わってきて、登ってきたなぁと実感します。
ところどころで休憩をしながら登ってきて、頂上の手前の室堂という場所で
少し早いお昼休憩をとりました。
ここで今回の目的の一つ、カップラーメンを食べる。
3分がこんなに待ち遠しく感じたことは初めてでした。
びっくりするくらい美味しかったです。
エネルギーを蓄え、頂上へアタック。
目的地は見えるんですが、そこまでがなかなか遠い・・・。
見えてるだけにそう感じてしまうんでしょうか。
酸素も薄くなっているせいか、呼吸もしにくかったです。
それでもなんとか頂上に到着!
記念撮影を済ませてそそくさと次の目的の準備。
頂上でコーヒーを飲む。
いつも飲み慣れているコーヒーですが、これもまた格別。
とても贅沢なコーヒーをいただきました。
帰りの時間もあったので、飲み終えてすぐ帰り支度。
登る時とは違った大変さが下りにはありました。
とにかく膝や腰に負担がかかります。
友人やお店の人に勧められてステッキを用意してきたのですが、
これがなかったらと怖くなるほど。
下っている時の写真が一切無いことが、この大変さを物語っています。(笑)
途中雨が降ってきたりもしましたが、
なんとか出発した登山口まで帰ってこれました。
二人とも疲労困憊でしたが、日焼けで真っ赤になった顔は
どこかやりきった感を出していた気がします。
帰りに入った温泉がまた最高でした。
ほぼほぼ初登山で大変なこともありましたが、友人と声をかけながら
頂上を目指して歩いたり、カップラーメンを食べる、コーヒーを飲む
なんていう小さな目標を作ってそれを楽しむことの楽しさを感じました。
何より、長く険しい道でも、一歩一歩進めばいつかはそこへたどり着く
ということを実感できました。
山登りを人生に例える話はよく聞くけど、なるほどなぁと。
何はともあれ、無事に家まで帰ってくることができ、
白山登山を成功させることができました。
疲れましたが、とても爽快な体験でした。
また山登りの機会を作りたいと思います。
年に1回のペースで。
登頂・下山を記念して。
K様ソファセット張り替え
ここ数日、太陽を拝んでいない気がするいす張り工房AMANOです。
まだまだ梅雨っぽい時期が続いてますね。
今回も張り替えのお仕事の紹介です。
長年使われているソファセットの破れや、座面の落ち込みがひどくなってきた
との事でお問い合わせいただきました。
張り替え前のソファは、
片肘・・・・2脚
肘なし・・・2脚
コーナー・・1脚
で構成されている本革張りの立派なソファセットです。
座面の落ち込みを、下に座布団を入れて対処している状態でした。
このように縫い目から裂けています。
長年使っているから愛着もあるし、部屋の間取りにぴったり収まっていて、
背もたれが高くて座りやすいからできれば直して使い続けたいとのことでした。
工房に持ち帰り、張り地をめくって劣化したクッション材を交換・補修したり
座り心地を確認しながら修繕していきました。
やはり中身の劣化が激しかったため修繕に時間がかかりました。
元の張り地の型から新しく型紙を作り、新しい張り地を裁断縫製していきます。
それぞれ張り上げて並べると、
全体的にボリューム感が出て、しっかりとお尻を支えつつ柔らかさもある
座り心地を作り出すことができたと思います。
張り地も明るいグレーからモスグリーンのような濃いめの色合いに変わった
ので、全体的に重厚感が増して落ち着いた雰囲気になりました。
元の張り地と同様に本革を使用したので、
革の風合いもより高級感を出しています。
K様のご自宅へ納めると、
お部屋の雰囲気にもとても馴染んでいて、以前よりもグッと引き締まった
印象になりました。
K様には、新品みたいになってびっくり。座り心地も良くなって、
お願いしてよかったというお言葉を頂けました。
座り心地に関しては、立ち上がりやすさや安定感を意識して
クッション材の交換・補修をしたので、そこが喜んでもらえたポイントに
なって嬉しかったです。
これからも快適なリビング生活を生まれ変わったソファと共に
過ごしていただければと思います。