アンティーク椅子座面張り
とうとう我が工房に夏の三種の神器のうちの二つ、
・自律型電気風発生装置(いわゆる扇風機)
・箱型電気自動冷気生成保存装置(俗にゆう冷蔵庫)
が導入されました。
のこりの一つ、
固形渦巻状発煙蚊回避装置をすぐにでも導入したい、いす張り工房AMANOです。
前置きが長くなりましたが、またまたLEONさんからアンティーク椅子の座面張りを依頼されました。
持ち込まれたときには本体も壊れており、座面もバネが抜け落ちてしまい、とても使えるような状態ではありませんでした。
本体の木部分の補修はLEONが行い、直ったものにうちで座面を張りました。
座面に背もたれや肘の部材が被ってくるので、そこをうまく仕上げるのが苦労しました。張り地に切れ込みを入れるのですが、一発勝負なのでこういうときは何度も頭の中でイメージしながら進めますが、ドキドキします。
仕上がりはこんな感じになりました。
張り地はこちらにおまかせということだったので、ちょっと渋いけれども地味になりすぎないものを選びました。
縁の仕上げも元の雰囲気を残したかったので、古金調の鋲で仕上げました。
後ろのこの部分が難しかった。
持ち主の方とは直接お会いできなかったので、反応は分かりませんでしたが、LEONさんからは良い反応をいただけました。
古いものが蘇えってまた使えるということはとても素敵なことだと思います。
手間や費用はかかってしまうかもしれませんが、それ以上のものを得られる気がします。
自分も、直してでも使いたいと思えるものをこれから先選んでいきたいと思いました。
そんなんしてると悩みすぎて何にも買えなくなってしまいそうですけどね・・・。
なんでも使ってみないと分からないですしね。