N様ダイニングチェア張替え
迫り来る初めての確定申告にそわそわしてます、いす張り工房AMANOです。
もうそんな時期かと、時の流れの速さを感じます。
今回もお仕事報告。
アンティーク調のダイニングチェア座面の張替えです。
全体的にかなり劣化が激しく、破れや座の落ち込み、スポンジが粉状に劣化しているといった状態です。
状態がひどいのでカバーをかけて使っていたそうです。
抹茶の粉じゃありませんよ(笑)
ゴムが風化して粉状になっていてもうボロボロでした。
風化が進むとこうなってしまします。
全て取り除き、下地やゴムも新しく交換しました。
ゴムの整形も仕上がりをアンティーク調にしたかったので、それを意識し、
座の中心が盛り上がったような形になるよう取り付けました。
張り地はN様のご自宅で使われている家具に合うものを選んでいただき、
仕上がったものがこちらになります。
クッションも厚めに入っているので座り心地も良くなりました。
針隠しと装飾を兼ねている端の仕上げ方はなかなか気を遣います。
でもこの雰囲気の椅子にはこの仕上げがとても合っていて、
全体的にまとまった仕上がりになりました。
かなりボリュームを出した仕上がりに、
雰囲気が合っていていいねと喜んでもらえました。
ただ張り替えるのではなく、どう仕上げたら一番ベストなのかをイメージして
張替えをすることが大事なんだと改めて感じました。
そのイメージを形にできる技術や発想も同時に磨いていかなければ。
日々学びです。
そして今日も確定申告に向けての日々の作業も
これもまた学びです。