いす張り工房AMANOの作業日誌

石川県小松市を拠点に、ソファ・いすの張り替え事業を主に行っている「いす張り工房AMANO」です。 いす張り工房AMANOとはどんなことをやっているのかを、仕事の近況報告や思ったことを書くことで知ってもらえればと思い、不定期にはなりますが更新していきたいと思います。

S様ソファ座面カスタム

雪はもうこりごり。

雪解けの季節待ち遠しいいす張り工房AMANOです。

 

今回は張り替えではなく、既存のソファの座面を好みの座り心地に変えるというお仕事の報告です。

 

ダイニングで使われている肘つきのソファ。

f:id:amanoisu:20180213111443j:image

テーブルを挟んで3人掛けと2人掛けのソファが置かれていました。

 

問題点や要望として、

●座面が沈み込みすぎてテーブルが高く感じる。

●座面をもっと硬めにしっかりしたものにしたい。

●カバーはまだキレイだからそのまま使いたい。

 

などの要望があり、そのらを解決するためにいくつか提案させていただきました。

 

その中から、ウェービングテープが張られている下地を板張りに変更し、座クッションの中身を硬めのものに作り変える方法を選びました。

 

こうすることで、沈み込みは少なくなり下地の板で均一に力を受けてくれるので安定した座り心地になります。

 

本体の座の形に合わせて板を成形して目立たない黒い生地で張り取り付けます。

 

座クッションは中身だけ変えるので、元のクッションから大方の寸法を出して微調整をしながら形を作っていきました。

f:id:amanoisu:20180213231421j:image

元のカバーを使うので、カバーに上手く入るように作るのに苦労しました。

 

仕上がったものがこちら、

f:id:amanoisu:20180213231613j:image

ぱっと見はまったく変わっていません。

ですが座り心地はガラッと変わりました。

 

お納めした際に座って確認していただきましたが、見た目の変化とは裏腹にガラッと変わった座り心地に驚かれていました。

座りやすくなったという言葉をいただけてホッとしました。

 

使う年齢やそのときの体の調子によって座りやすさの感覚は変わってきます。

ソファ自体もクッション材がへたってきたりして座り心地も変わってきます。

なかなか座りやすさの判断を決めるのは難しいですが、出来るだけ要望に近い仕上がりになるように提案をしていければと思います。

 

文章が多い報告になってしまいました。

分かりにくい表現等あると思いますが、なんとなく感じ取ってもらえれば嬉しいです。

 

もっと語彙力を上げられるよう勉強します!

最近冒頭の話を雪のネタでしか初めてない気もしますし・・・。

だって雪すごいんですもん。