私の道具 その1
工房の壁に打ち付ける霰(あられ)で壁に穴があきそうないす張り工房AMANOです。
もうすでに何箇所か穴空いてます(照)
お仕事の報告もいくつかありますが、
今回はそのお仕事をいつも支えてくれている僕の道具を紹介させていただこうと思います。
まずは、
「工業用ミシン」
縫製をせずに張ることもありますが、ほとんどの仕事はファブリックや合皮などの張り地を縫製するという作業が発生します。
そこで活躍するのが、工業用ミシンです。
張り地は厚いものが多く、さらに重なった部分を縫うこともあるのである程度のパワーが必要になります。
工業用と言うだけあってパワーもありながらスピードも早い。
これがないと仕事になりません。
実はこのミシン、僕が修行時代に、一人でいす張りをやっておられた大先輩が引退されるということで譲っていただいたものなんです。
おそらくこのミシンは僕より年上(笑)
でもまだバリバリの現役です。
こうやって、道具が譲り譲られて別の場所でまた活躍するということは、この業界ではよくあることです。
巡り巡って今は僕の工房で僕の仕事を支えてくれていると考えると感慨深いものがありますし、大事に使い続けていきたいと思わせてくれます。
他にも色々と紹介したい道具がありますので、またいつか紹介させていただきます。
見た目通り、めちゃくちゃ重たいです。
持ち上げる時は腰に注意しましょう!