I様ソファ張替え
早起きして庭の水やりをするのが日課になりつつあるいす張り工房AMANOです。
朝は涼しくて快適です。
先日納品をさせていただいたお仕事の報告。
本体が丸くコの字をした革張りの2人掛けソファの張替えをさせていただきました。
張替え前の状態は革のひび割れがかなり進行していて、座本体の下地部分も破れていました。
このソファを張り替えると。
ガラッと変わりました。
明るい色に変えたいということで、同じ張り地の色違いで配色をされました。
本体は明るい青色、座本体は薄いグレー。
座クッションは2枚置かれていたものを1枚に作り直して明るい緑色、ベージュ、薄いグレーと三色をつないで1枚のクッションにしました。
内部の補修もテープの補強、クッションのゴム補修などさせていただいています。
納品の際、元のイメージと全く変わったソファを目にしてとても驚かれていました。
配色がイメージ通りになったようで、とても喜んでいただけました。
部屋に置いてみると、隣にある素敵なストーブと相まって北欧の雰囲気を感じます。
当初は買い替えも検討していて、金額的にも悩んだけど張替えをお願いしてよかったと言っていただきました。
張替え冥利に尽きます。ありがとうございました。
小さいクッションは、腰に当たるように置くと座りやすいのではということで、同じ張り地で作らせてもらいました。
これからも活躍し続けてもらえると嬉しいです。
S様ダイニングチェア張替え
冷蔵庫があるおかげで、冷えた麦茶を飲みすぎて
お腹が痛くなるいす張り工房AMANOです。
みなさん水分補給は大事ですが、飲みすぎには注意しましょう。
前回張替えをさせていただいた病院の待合いのお客様が、自宅で使われているダイニングチェアの張替えも一緒にということでしたのでやらせていただきました。
ぐらつきも起こしていたので、修理もします。
座面がすっぽりはまる形の椅子なので、隙間ができないようにや角の処理に気をつけました。
ぐらつきに関しては、木組みで組まれている接合部がゆるんでいるので、抜ける箇所を抜いて古い接着剤を取り除き新しく接着剤をつけて圧着しました。
ぐらつきが改善された本体に、張り替えた座面を取り付けます。
明るい雰囲気は残しながら、少し落ち着いた雰囲気になりました。
実はもう一つ、一緒にこれもお願いできますかとやらせていただいたものがあったので、それは次回にアップさせていただきます。
病院待合い張替え
更新を忘れていたわけでは決してありません。
やることがいっぱいあったんです。
あれとかそれとか・・・そう、いっぱい。
言い訳がましいいす張り工房AMANOです。
おかげさまで7月も慌ただしくさせていただいています。
そんな中でいただいたお仕事が、病院の待合いにあるソファベンチの張替えです。
座面の縫い目が割れてしまい、当初は座面のみの張替えを考えておられたのですが、色を変えることになり、それならと全張替えにしようとなりました。
張替え前はこんな感じ。
待合いにあるベンチソファは5脚。
1脚ずつがゆるいカーブがかかった形状をしていて、5脚並べて設置してあります。
張り替えるのはそのうちの2脚。色を変えて互い違いに置くことに。
同じものが並ぶので、高さや奥行きなどが揃わないといけません。
並んだ時に綺麗に揃うように寸法合わせに注意しました。
張替え後は、
張替え作業中も営業されるため、1脚ずつ入れ替えての作業です。
2脚張り終えて並べたものがこちら。
茶色が張り替えたものです。
少し待合いの雰囲気が明るくなった気がします。
ガラッと変わったベンチを見て、スタッフの人たちも驚いていました。
残りの3脚ももしかしたら今後張替えとなるかもしれませんが、そのときは同じ色になるのか色を変えるのか楽しみです。
自分がやらせてもらえるかどうかはわかりませんけどね・・・。
アンティーク椅子座面張り
とうとう我が工房に夏の三種の神器のうちの二つ、
・自律型電気風発生装置(いわゆる扇風機)
・箱型電気自動冷気生成保存装置(俗にゆう冷蔵庫)
が導入されました。
のこりの一つ、
固形渦巻状発煙蚊回避装置をすぐにでも導入したい、いす張り工房AMANOです。
前置きが長くなりましたが、またまたLEONさんからアンティーク椅子の座面張りを依頼されました。
持ち込まれたときには本体も壊れており、座面もバネが抜け落ちてしまい、とても使えるような状態ではありませんでした。
本体の木部分の補修はLEONが行い、直ったものにうちで座面を張りました。
座面に背もたれや肘の部材が被ってくるので、そこをうまく仕上げるのが苦労しました。張り地に切れ込みを入れるのですが、一発勝負なのでこういうときは何度も頭の中でイメージしながら進めますが、ドキドキします。
仕上がりはこんな感じになりました。
張り地はこちらにおまかせということだったので、ちょっと渋いけれども地味になりすぎないものを選びました。
縁の仕上げも元の雰囲気を残したかったので、古金調の鋲で仕上げました。
後ろのこの部分が難しかった。
持ち主の方とは直接お会いできなかったので、反応は分かりませんでしたが、LEONさんからは良い反応をいただけました。
古いものが蘇えってまた使えるということはとても素敵なことだと思います。
手間や費用はかかってしまうかもしれませんが、それ以上のものを得られる気がします。
自分も、直してでも使いたいと思えるものをこれから先選んでいきたいと思いました。
そんなんしてると悩みすぎて何にも買えなくなってしまいそうですけどね・・・。
なんでも使ってみないと分からないですしね。
半円ベンチ
7月に入ってすっかり夏っぽくなってきました。
工房の中はすでに猛暑、いす張り工房AMANOです。
日頃お世話になっている「家具工房LEON」からの依頼でベンチの座面部分の製作をさせてもらいました。
形が少し変わっていて、ドーナッツを半分に切ったような形をしています。
丸いテーブルを囲むように使います。
丸いテーブルとベンチの脚はLEON製作です。
仕上げは古金調の鋲打ち仕上げ。
形が変わっていて、大きさもあるので張る作業に手こずりましたが、いい雰囲気に仕上げることができました。
これがこの脚の数と配置でもつのがすごいですよね。
こういう少し変わったものを作るのは大変ですが、面白さも増します。
家具工房LEONが次にどんな面白い仕事をくれるのか楽しみです!
ちなみに写真の撮影場所はLEONのショールームです。
もうこのベンチは置いてませんが、その時々で作品が展示されてますので是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
木屑まみれになったワイルドな男たちが待っていますよ。
詳しくはこちらから。
T様ピアノ椅子張替え
とうもろこし美味しかった〜いす張り工房AMANOです!
T様より持ち込みでご依頼があった、ピアノ椅子の張替えのご報告。
かなり年季が入ったピアノ椅子で、座面部分を回転させて高さの調整をするタイプの椅子でした。
張り地は破れもひどく、クッションもへたり座板も割れてしまっている状態でした。
あまり良い状態とは言えなかったので、T様も処分してしまおうかと思われていたようです。
そんなときに、いす張り工房AMANOを見つけてくださり、昔から使っているものだから張り替えて使えるなら使いたいとのことでした。
張り方はこちらにおまかせいただけたので、座板を元のものより厚いものに交換しクッションも交換しました。
全体の厚みが増したので、張り方が変わりましたが張り地や装飾を以前のものに近いものを選び変わりすぎないように配慮させてもらいました。
形はガラッと変わりましたが、雰囲気は元のイメージを継承できたかなと思います。
引渡しの際、新品みたいになりましたねと驚きに近い喜び方をしていただけてとても嬉しかったです。
これからこのピアノ椅子の第二の活躍を願いたいと思います。
そういえば昔、ピアノを弾ける男に憧れた時代があったなぁ・・・。
弾けませんけどね。